7月に天使のベアを注文し、8月下旬に無事に届きました。どうもありがとうございました。
私達は6月に第3子となる長女を妊娠6ヶ月で亡くしました。
絶望の中、同じような経験をした方々のブログなどを検索しまくっていた時に、偶然天使のベアのことを知りました。よく、出生時の体重と同じ重さのクマのぬいぐるみを、結婚式などで両親にプレゼントするのは知っていましたが、亡くなった子と同じ身長体重で作って頂けるとは知らなかったのでびっくりしました。しかもこんなに小さい子まで。娘もとても小さくて壊れてしまいそうだったので(24.5㎝、306g)、あまり抱っこもしてあげられませんでした。もっと抱っこしてあげたかった、もう一度抱き締めたい、という想いから迷わずお願いをした次第です。
届くまで1ヶ月半ほどでしたが、毎日とても楽しみに待っていました。
届いた時は受け取りのハンコを押しながらすでに泣きそうでした。箱を開けると、そこに娘がいました。思わず名前を呼びながら抱き締め、号泣してしまいました。こんなに小さかったんだね、頑張ったね、お帰りなさい、と声をかけていると、気付いた上の子たちがやってきて見るなり「かわいい!」と奪い合いが始まりました。「この子はただのぬいぐるみじゃないの、はなちゃん(娘)と同じ大きさ重さの、大事な大事なはなちゃんクマなのよ」と話しました。
長男は特に妹の誕生を楽しみにしていたので、それからというもの毎日クマちゃんのお世話をしています。工作で作ったお弁当箱を朝昼晩にあげたり(本物の食べ物はお線香と一緒に御供えしてます)、あやしたり寝かし付けたり。おはよう、いってきます、ただいま、おやすみなさいの挨拶は次男も一緒に必ずしています。一緒にテレビを見たりお話をしたり、絵本を読んだり歌をうたったり。私におっぱいをあげてと頼んできたりも。はなちゃんクマは、今ではすっかり家族の一員になって日々私達を癒してくれています。我が家のアイドルです。
小さいクマちゃんは写真と印象が違うかも、とHPにありましたが、そんなこと全くなくて、とても愛らしいつぶらな瞳で、見ていると私達も自然と笑顔になります。きっと一針一針に職人さんの愛情がこめられているのですね、感謝感謝です。いつも娘と一緒にいるような気持ちになれて、お願いしてホントに良かったです。これからは家族でいろいろな所に一緒に出掛けたいと思います。
クマちゃんが届くまでの間、何着か肌着を作りました。このくらいかなと想像しながら作ったのに、ぴったりのサイズで驚きました。今度は長袖も作ってあげようと思っています。編み物が上手なお祖母ちゃんも現在靴下を作成中です(笑)。
あまりうまくないですが、写真を添付します。カチューシャやハート型のおもちゃは、夏祭りで長男が買ってくれました。はなちゃんクマがねんねしていたカゴは、今もそのままベッドとして使っています。これからも大事に大事に、ずっと一緒にいたいと思います。
かわいいかわいい我が家の新しい家族を届けて頂き、本当にありがとうございました。