小葉ちゃんのお母様より

PocheCigogneのスタッフの皆様 メモリアルベア“nenne”の製作、本当にありがとうございました。
今回の件について私も主人も本当に心からスタッフ一同の皆様に感謝の思いでいっぱいです。

産声もあげられず、生まれてすぐ抱く事も叶わず、治療の為別室へ行ってしまった娘。 初めて会えたのは出産から12時間後でした。 小葉(このは)と名づけた小さなわが子は管まみれで、治療の為に薬で眠らされていました。

水の溜まりが多く肺が成長しきれずに苦しかっただろうに… ちゃんと大きく育ってくれていました。1514gは水の量もあるので、もっと軽かったとは思いますが…
小さな小さな体でパパとママに会う為に生きて生まれてきてくれて 精一杯生き抜き、2月7日 生まれてから16時間15分後に私の腕の中で静かにお空へ還っていきました。

まだお骨は家にあります。でもいつか納骨し位牌を作ってもそこに小葉はいなくて、手を合わせても心が苦しい… 生きているうちに一度しか抱けなかった我が子をずっと抱いて感じていたい。
そんな思いからベアの製作を考えました。
位牌の代わりのような気持ちで。
体重ばかりで身長まで合うものはなく、やっと見つけた時は本当に嬉しくて無理を承知で変なお願いをしてしまいました。 しかし、そんな願いも一緒になって考えてくれた気持ちは私の心を少し癒してくれました。

抱かせてあげられなかった両親や兄弟、親友にも 抱っこさせて重みを感じさせてあげる事ができました。 今は日中は皆がいるリビングで、夜は私の抱っこで寝ています。
本来ならば生まれた記念のベア。 でも一生大きくなる事のない小葉には新生児タイプの“nenne”がピッタリで運命すら感じました。

nenneちゃんは小葉ではないので、一文字を取り“ののちゃん”と呼んでいます。 移動用のバッグやクッションを作ったりと、私に生きる力をくれています。

最後にもう一度、ありがとうございました。
これからも沢山の幸せなベアが生まれる事を願って。