聡大(そうた)くんのお母様より

とても愛らしいベアを作って頂いて、ありがとうございました。
私達は昨年、妊娠9か月で男の子を天国に見送りました。たった一度しか抱いてあげることが出来ず、その悲しみのやり場も分からずに、ただただ泣いて過ごしていました。天国に見送った後、日に日に息子の存在が遠くなるのを感じ、本当に息子が存在していたのかどうか、それすらも夢だったように思えてなりませんでした。

そんな中、生まれた時と同じ身長・体重のベアを作って頂けると知り、少しでも息子がこの世界にいたことを感じたくて、作成をお願いしました。
届いたのは、息子の出産予定日でした。
天国から「お父さん、お母さん、ただいま!」と言ってくれているようでした。 私達は息子の寝顔しか見ることが出来ませんでしたが、届いたベアは息子の寝顔そっくりでした。あの日、たった一度抱っこして確かに存在していた息子が、そこにはいました。

それからは、一緒にテレビを見たり、一緒に寝たり、一緒に遊んだり…息子としたしたかった事を、主人とベアと3人でしながら過ごしています。そして、私達夫婦は勿論のこと、家に遊びに来てくれる人達にも、より息子の存在を強く感じてもらえています。

まだまだ涙を流す事も多いですが、ベアのためにお布団を作ったり、一緒に過ごすことで、少しずつ悲しみが薄れ、前を向く事が出来るようになってきたように感じます。

私達夫婦にとって、ベアは息子と同じように大切な宝物です。一針一針、大切に作って頂いて、本当にありがとうございました。

最後に、手作りのお布団を掛けて眠っているベアの写真をお送り致します。
これからも、ベアが色々な方の幸せに繋がっていくことを願っております。ありがとうございました。