私達の待望の長女・里彩(りあ)は元気に産まれ、育っていました。しかし生後半年で病気が判明し、1歳4ヶ月になる少し前にお空に旅立ってしまいました。
里彩は病気と闘っていてもいつもニコニコでみんなの人気者。強くて前向きで頑張り屋さん。そんな里彩を亡くし、私達夫婦は、生きている実感のない毎日を送っていました。とにかく里彩に会いたい、抱っこしたいと思い、泣き続ける日々です。
そんな中知り合った「天使ママ・パパ(子供を亡くされた方たち)」がいます。みなさんのブログにお子さんの出生体重ベアちゃんが登場していました。天使ママとなった私も「いつか欲しいな」と思いながらも、里彩がいないことに向き合えずにいました。
すると、私の母から「あなた(=私)が結婚式の時に出生体重のベアをくれたみたいに、あなたたちに里彩のベアをプレゼントしたい。本当はサプライズにしたかったけど、どんなのが良いか分からないから、好きなベアを頼んでね」と言われました。 里彩がいなくなったからではなくて、子供から両親へのプレゼント….と考えたらそれがとても嬉しくて、里彩ベアちゃんを迎えようと思いました。
そして、天使ママの一人からポッシュシゴーニュさんを教えていただきました。
里彩が産まれた2014年春夏モデルのベアが里彩と似ていたのでこの子に決定、刺繍も出生時のデータと、亡くなった時のデータを入れていただきました。里彩が生きた証です。
ベアちゃんがうちに来た時は夫婦で大喜びで、里彩の洋服を着せるとサイズがピッタリでした! 今では里彩の分身のような存在感です。 おはよう、いってきます、ただいま、おやすみ。 その度に抱っこして里彩の重みを感じています。 一緒に、里彩に手を合わせます。 里彩が入院していた為になかなかできなかった「川の字」で寝ることもできます。
もちろん、里彩がいない寂しさがなくなることはありません。 しかし、ベアちゃんが、里彩を抱っこしたいという私達の願いを一つ叶えてくれて、癒してくれていることは間違いありません。
里彩、里彩ベアちゃん、パパとママのところに来てくれてありがとう☆ そして私達を出会わせてくれた皆様、本当にありがとうございます。